釣果レポート Fild report

70㎝近い本イシが出る日本海のデカバンの要塞で63㎝ゲット! 

                 レポーター:石丸 敏文
                釣り場:島根県浜田沖 西沖波止
               

8月13日、島根県浜田市沖の西沖波止へ釣行しました。当初は沖磯の予定でしたが、波気があり南西風もやや強くなる予報のため予定変更です。

正福渡船から3分ほどの沖波止へ2番船でゆっくりの出船です。お盆休みで多くの釣り人で各波止も賑わっています。

5時過ぎに波止へ上がりすぐに準備をします。当日用意したエサは、バフンウニ1.5㎏とガンガゼ10個ほどです。

近場の波止とはいえ毎年のように大型本イシが仕留められ、昨年は69㎝が上がっているため大いに期待が膨らみます。

釣り座は、先端近くの良型本イシの実績がある内側に構えました。2週間前に竿を出した際はイシガキだけの釣果でしたが、そろそろ手応えのある本イシと出会えるかもと思ったのです。

西沖波止は港から近い距離ですが、離島にも負けない魅力一杯の釣り場です。

当日のロッドは、PEライン16号を巻いたリールをセットした5.2mです。バフンウニをメインのエサにしてマメに打ち返すため、手持ちで狙います。

石師魂宙釣りゴムテンビンと寄せ玉ゴム(イエロー)大、小をセットした瀬ズレワイヤー36番(1.8m)に、10号のオモリをセット。ハリスワイヤーは石師魂49本ヨリワイヤー仕掛け#44-16号(30㎝)としました。49本ワイヤーはしなやかで食い込みよく、しかも強度が十分で私の必須アイテムです。

波止でも磯でも私が愛用しているのは、石師魂49本ワイヤー(30㎝)#44ハリ16号で、瀬ズレには宙釣りゴムテンビンをセットし、8~12号のオモリを状況によって使い分けています。

高水温時はウニエサがメインです。小まめに打ち返しをしてテンビンのイエローで本命を誘い、しなやかな49本ワイヤーで違和感なく食わせるイメージです。

先ずはマキエ兼用で頂いたガンガゼを入れてみます。

上げ潮がごくわずかに左へ動いている程度ですが、投入早々にエサ取りのアタリが出ます。上げると芯が残っていたので、再び1個掛けで打ち返すと直ぐに反応があり、今度は素バリにされました。少し投げてカウンター17.7の波止の敷石に引っ掛けた所で魚信がありました。

次はちょっと手前のカウンター16.7の敷石に乗せると、竿先を押さえるアタリが出ます。風にできるだけ煽られないよう波止に沿って竿を出します。素バリにされ、次もその次もガンガゼ1個掛けが丸ごと取られます。

小型のイシガキかサンバソウの仕業かな?と頭を過り、5投目は目先を変えてみることにしました。

500円玉より少し大きいバフンウニの1個掛けを同ポイントへ落ち着かせます。すぐに反応がありそのまま穂先が押さえ込まれ、身構えた次の瞬間一気に走りました。

何度かの突っ込みの後、姿を見せたのは本命の本イシでニンマリです。しかも大型で慎重に上げます。あいにくメジャーを持っていなかったので正確なサイズは分かりませんでしたが、60㎝は超えていそうです。

久しぶりの60超で嬉しさが込み上げます。浜田沖はこの波止はもちろん、磯でも11月くらいまでウニエサでこのクラスは十分狙えます。冬場はサザエが主体になります。

その後は35㎝ほどのサンバソウとカンダイに遊んでもらい、1時に納竿としました。

外道のカンダイも時折竿を曲げます。

港で船長が検量すると63㎝で、久しぶりに手ごたえある釣果で嬉しさが込み上げました。

久しぶりに60㎝超を手にしてニンマリの私。この一帯は夏場でも大物の実績が高いので、暑さ対策をして果敢にチャレンジしています。

炎天下、頑張ってよかったとつくづく思い、秋磯へ向けて弾みがつきました。とは言え、まだまだ日中は暑い日が続くのでパラソルとアイスギアは必需品です。皆様も体調にお気をつけて釣行されてください。

お世話になった正福丸です。沖も大物を輩出している釣り場が点在しているので、いよいよ秋磯が楽しみです。

使用渡船=正福丸(杉原 祐一船長)

℡090-3740-2397

レポート 石丸 敏文