佐伯市鶴見は、春の乗っ込みから真冬の厳寒期にもデカバンが狙え、特に冬の北西風にめっぽう強く一年中石鯛釣りができるフィールドです。
孫がいるジイジ(私のことです)は、ハイシーズンは月4回ほど釣行するのですが、(2023年)9月から家の都合や天候悪化で中々釣りに行けず、今回も天候悪化により土日で釣行する予定でしたが、12月24日クリスマスイブの日帰り釣行になりました。
予定が変更になりどこに行こうか迷っていましたが、とりあえずいつもの海翔丸へ連絡したところ、先の瀬の当番瀬になっている元ノ間灯台が空いているとのこと。どうにかなるだろうと予約を入れました。
先の瀬の当番瀬は、朝の2時以降からの瀬着けなので鶴御崎の当番瀬の3時便で渡礁。
今日は朝6時頃に満潮で昼に干潮になる潮。元ノ間灯台は、下げのポイントのため午前中
が勝負。
日の出あたりからゆっくり下げ潮が入りだしたのでマキエのカラス貝をパラパラ撒きながら仕掛けをセット。
タックルは、今年(2023年)の乗っ込みから使用し釣果がアップしているキザクラの石師魂宙釣りゴムテンビン(イエロー)に、石師魂寄せ玉ゴム大(蓄光グリーン、ケイムラブルー)、石師魂エサホルダー(ケイムラブルー)をセット。それに15号オモリのところに蛍光チューブを3㎝ほど付けた捨てオモリ式です。
蛍光チューブは、石鯛釣りを教えてくれた方が30年位前より使用しているもので、石鯛は落ちてくるものや、光るものに興味を示すから当初から付けています。
また、薄暗い時に蛍光チューブが光るので仕掛けがどこにあるかわかります。ちなみに寄せ玉ゴム蓄光グリーンも同じように光り、アピール力抜群です。
セト貝を付け第1投。
リールのカウンターで17mのタナに投入するもエサ取りもいない様子。
置き竿にしてマキエをパラパラ撒き続けると下げ潮が勢いを増して流れだしました。足元に反転流がはっきりわかるようになるとエサ取りのようなアタリが出始めました。
第2投、「ガッガッ」と石鯛とわかるアタリが出ますが、エサを取られたようでアタリが無くなり仕掛けを回収すると素針になっていました。
手返しをする前にマキエをパラパラ撒ます。
そして気合いの3投目。狙いの絶好の潮だけにここぞとばかりに気合いが入ります。
今回は少し沖目に投げてリールのカウンターで17mのところで止め、エサが円を描きながらゆっくり落ちてしかも仕掛けが目立つようなイメージでポイントに落ち着かせます。
するとすぐに「コツン」と触った後、「グッ、グッ」と力強い押さえ込むアタリ。
心臓がバクバクですが、グッとこらえて手持ちでじっと待っていると竿先が勢いをつけ海面に突き刺さりました。
このタイミングで渾身の合わせを行うと結構な締め込みがあり、糸を巻きますが右に左に走られます。
これは間違いなく石鯛と確信。
最後に海面近くでとどめの左走りを堪えたら小さいながらも銀色の石鯛が海面を割って現れました。
ズリ上げてマジマジと眺めると久しぶりの本イシで嬉しさが込みあげ、思わずほおずりをしてしまいました。
ヌルヌルで生臭かったですが「サイコ―!」と声が出ました。
何せ狙い通りに下げの反転に仕掛けを落ち着かせて攻略しただけに、この上ない充足感に包まれました。
その後もマキエをしながら仕掛けを投入しますが、押さえ込むアタリはあるもののイマイチ喰い気がでないようで、その日は終了することになりました。
元ノ間灯台は、干潮時に顔を出す瀬の上に作られており、また、シズミ瀬も左右にあるので、デカバンは左右の瀬に走り糸を切ろうとします。
下げ潮は先の瀬方面に流れるのが基本ですが、その時の潮加減により流れる角度は変わるので、その時に合わせて投入点を変えて下さい。
(大分銀わさ会)