男女群島のクロ釣りから、イシダイの乗っ込みも終わり、平日の男女、五島便も減って来た5月31日、南の風で男女と五島の出船予定が無くなり翌6月1日が休みとなった(渡船業のスタッフをしています) 。
例年だと近場で型が良いのが出る頃かと思い、天気を見ると二神周辺は雨だが、凪の予報。仕事場の隣の進和丸の船長に連絡すると、出船予定との事。昼頃には仕事も終わり餌の準備と仕掛けの準備を終え、早めに就寝。
午前3時ごろに起きて車で5分の港へ。港には常連のMさん他2名の底物と、1人の上物のお客さん。
約45分で二神島到着。雨の中、SOSに1人を下ろしカラト岩へ。北東のウネリで岩は波飛沫を被っていたが、2人で降りれば大丈夫だろうと上物の人と渡礁。その頃には白み始めて来たので急いで撒き餌を入れて仕掛けを組む。
1投目、ヤドカリをつけ、浅い所から探っていくと30秒も経ないうちに素バリ、イシガキが湧いてるようだ。先週ここに乗っていた常連も、餌取りが多いと言っていた。 数投繰り返し、タナを深くしていくと、ヤドカリの尻尾をかじる程度の食い方になった。
時計を見るとまだ7時過ぎ、雨は止む気配もなく、潮見表では7時の上げ止まりの時間。しかしここは1〜2時間ほど前後する。 後ろを見ると、上物の人は1投ごとに魚をかけている。さすがカラト岩だ。
朝食をとり一服していると若干潮がたるんできたように見えた。今度は最深部の26メートル付近へ仕掛けを入れてみる。餌は目の前を歩いていたカニ(笑)そういえば数年前もこのタナで60を釣ったことを思い出す。その時の天気も大雨(笑)
手持ちで待っても何もアタらず、仕掛けを上げてみるも無傷。甲羅を剥いでもう一度同じタナへ。
30秒ほどすると餌取りかなぁ?と言う位に小さく穂先が揺れる。ゆっくりと30センチほど仕掛けを張ると今度は30センチほど押さえ数秒静止。違和感を覚えたのか、穂先は戻ってきた。
またカニをつけて投入。
同じようにおさえるアタリがあるも、食わせきれずに素バリ。ならばと、ヤドカリをつけて投入。しかし数分待っても何も触らない。
どうするかと思い、ヤドカリの尻尾をつけて投入。すると、すぐに穂先を下げて静止。魚が咥えている重みを感じながら、竿をゆっくりと起こしていくと、そのまま走り出し道糸が滑り出す。体勢を整えてハンドルドラグで巻き合わせ。
久しぶりの重量感、浮いてきたのは50弱のメスに見えたが、帰港後の検量でまさかの60センチ(笑)
時計を見ると8時前とりあえずほっとしたので、仕掛けを上げて電話したりしていると1時間ほど経ち、下げが動き出す頃で先程のタナには仕掛けが入らないようになっていた。 今度は足元の16前後のタナへ。しかしヤドカリの尻尾すら取られず、30分が経過。
時刻は10時半。 どうしたものかと石師魂バッカンの中の餌を見渡す。今日まだ使ってないサザエをチョイス。白身の2個掛けをカウンター18へ投入。
するとメスが触るような魚信があり、また仕掛けを張ってみると押さえるアタリから1匹目と同じようにそのまま走り出す。
先ほどと変わらない重量感で水面を割ったのは一回り大きなメス。今度は55センチぐらいだろうと思っていたが62.5センチ(笑)。
魚をストリンガーにつなぎ、また釣りを再開。その頃には雨も止んで晴れてきた。1時間ほど反応がない状態が続く。
12時半ごろまた喰ってくるも、走らせきれずアタリが遠のき納竿の時間となった。
上物の人と、濡れていた服も乾いてよかったですねーと話をしていると、迎いの船が着く直前に土砂降り(笑)
港に帰り、測ってみると、1匹目が60センチ4.01キロ、2匹目が62.5センチ4.6キロでビックリ(笑)
約1年ぶりのイシダイ釣りで釣果もあり、2枚とも60オーバーと出来過ぎの結果で大満足の釣りとなった。
船に乗っている時は、仕事の合間はずっとオナガ釣りやアラ釣りをやっているけど、イシダイ釣りはやっぱり最高ですね!
(九磯連佐賀支部伊万里魚闘会、陳来会)