○10月15日(土)中潮 満潮 11:57
午前5時出港予定の「三平丸」には、満員のお客さん。
それもそのはず、この時期の底物は佐世保の沖磯が超熱い!!
10年前は、底物氏などほとんど居なかったものであるが、近年は70㎝オーバーも
出ているこの海域。私自身も一昨年は初めてのロクマルなる獲物を幸運にもゲットしており
10~11月は、底物狙ってここに通うことが多くなった。
特に今回の釣行は、相棒の村ちゃんが前回57㎝を筆頭に4枚をゲットするという快挙を成し遂げたのを、隣で見ていただけという情けない結果に終わったので、今回は同じ釣り座に単独で入り、いい思いをしようという魂胆である(笑)
開拓の余地がある新ポイントだけに、ワクワク感は普段より倍増(笑)
そんなこんなで向かった先は、狙いの「ガニ瀬 中ノ瀬」
本命ポイント付近は船で来られた先客2名あり。私は、狙いの釣り座へ上礁(したつもりだった…汗)。
潮は、ほぼ干潮からの上げ潮。ここは、上げ潮が狙い目なので、昼までに勝負を懸けたいところ。仕掛けは、いつものKIZAKURA「石師魂シリーズ」の瀬ズレ宙釣りゴムテンビンに、捨て糸10㎝と30号の鉛。捨て糸10㎝は、前回好釣果を得た村ちゃんの捨て糸が短かったのを真似てみた(笑)
針は、同じく「石師魂」の50㎝ワイヤーに15号をチョイス。
これでスタートすると、朝まずめこそエサ取りの反応が鈍かったものの、時間が経つにつれ
エサ取りの猛攻が始まり、準備していた100個のガンガゼは見る見る間に減っていく。
事前に、村ちゃんからポイントのアドバイスをもらっていたが、どうも話が合わない。
そこで気づいたのだが、今回乗った場所は村ちゃんが爆釣した隣の瀬だった。(笑)
と、言うことは自分的には未開地。ここでのヒットポイントを探すしかない。
そして50M先まで遠投したり、足元など、あちらこちらを探りながら、釣り開始から2時間が経過しようとする頃、本命らしき前アタリの後、竿が舞い込んだ。
だが、合わせた直後に根に潜られアウト。その1時間後、今度はカウンター30のちょい沖目でヒットさせ手前まで寄せてきたが、無念の針ハズレ。
そして、期待の上げ潮が終わろうとする満潮前の11時45分。
小さなエサ取りらしきアタリは出るものの、食い込まない状況が続く。
ここまでハトポッポ(イラ)1枚だけという貧果に半ば諦めていた頃、目の前で潮がざわざわと動き出し、いかにも食ってきそうな雰囲気に。これは、チャンス??
すると、本命らしい激しい前アタリの後、すかさず構えると竿先が海中に突っ込み、強烈な引きが伝わってきた。
勢いからして本命に間違いない‼強烈に根に突っ込もうとするも、こちらもパワーで応戦し、なんとか足元まで寄せて捕獲成功‼
釣れたのは、この海域では嬉しい本命の50㎝オーバー。
(港に帰って検量の結果は56.5㎝3.44㎏)
まだ、他にも寄っている可能性があるので、急いで次の仕掛けを同じポイントに。
しかし、その後はハトポッポを1枚追加できたのみ。
やはり、下げ潮はダメかと諦めかけていたが、昨年のロクマルが下げ潮時に捨て糸を長く取ってヒットしたのを思い出し、それまで長く取っても30㎝程度だった糸の長さを50㎝ほど長く取ってやっていると、ついに2枚目がヒット。
サイズは、45㎝ほどであったが嬉しい2枚目となった。
この捨て糸の長さが良い方に影響したのか分からないが、前回の釣果と今回の釣果を比べてみると、上げ潮の時は捨て糸を短く、下げ潮の時は長く取る事で好釣果に繋がるのではないか?(もちろんこれはポイントと潮で変わってくるとは思うが…。)
次回、実際に試してみたいと思う。
ポイントの「あ~勘違い」から始まった今回の釣行でしたが(笑)
初めてのポイントでも開拓精神を持ってあれこれいろいろと試してみて、釣果に繋がると嬉しいものですね。
この海域、まだまだデカバンが潜んでいると思います。挑戦してみてはいかがでしょうか。
(KIZAKURA テスター 髙野光彦)