10月1日（土）中潮。
毎年、佐世保の「秋の石鯛」を求め、９月半ば頃から佐世保の磯に通います。
前の週は白瀬灯台で、良型の石垣鯛と小さいながらも石鯛を釣り上げました。
白瀬灯台で手にした先週の釣果です。佐世保沖は夏場イシガキが多いですが、秋の深まりと共に本イシのアタリが増えます。70㎝クラスも夢ではありません。
今回は白瀬灯台より沖の、実績の高い中ノ瀬へ６時前に瀬上がり。
敢えて誰も竿を出さない所で釣り座を構えてみました。
潮の感じがいいので、以前から気になっていたポイントです。
未開拓地は魚影が温存されているケースが多いため、とても楽しみです。
今回の釣り座です。朝まずめのワクワクドキドキ感は、新ポイントだけにいつも以上に高まりました。
潮は上げが左から右へ流れ、１１時半頃が満潮。
餌はガンガゼオンリーでやってみます。
しばらく打ち返しますが、餌取りの反応ばかりで本命らしい魚信はありません。
たまに大きく竿先を曲げるアタリがあるものの、釣れるのはいつもの外道のイラでした。
今回の仕掛けです。私は石師魂タックルをアレンジして、オリジナリティを楽しんでいます。当日は、ラセンホルダー大をジョイントホルダーの上にセットして、クッションゴムとして使いました。
イラがいるなら、本命もいるに違いないと信じ、手返しを続けます。
７時を回った頃、カウンター３０ｍ付近にガンガゼを投入。
餌が着底するのを手元で感じた瞬間、餌取りとは違うアタリがありました。
あれっと思うや否や、そのまま海面へと竿先が吸い込まれました。
合わせを入れると、竿にずっしりとした引き。
負けてたまるかと応戦します。
一度は根に入られたものの、一気に引き上げると海面にデカイ石鯛が現れました。慎重にブリ上げるときれいな七本縞で、嬉しさが込み上げます。
ウキウキしながら測ると５７㎝の良型でニンマリです。
1時間ほど経った頃、またカウンター３０ｍの同じ場所を探っていると、２枚目の４０㎝のメスが釣れました。
久しぶりの良型七本縞に喜びもひとしおでした。そして何と言っても新ポイントでの釣果ということで、貴重な2枚となりました。
その後潮が変わると、アタリは遠のきました。
でも、新ポイント開拓大成功と、充実した釣行となりました。
イシダイ釣りは難しいもので、右から左への下げ潮に変わるとアタリはパタリと止まりました。でもポテンシャルの高いポイントだけに、今後も狙いたいと思います。
当日は他の瀬でも石鯛の釣果が上がっていました。
佐世保沖はいよいよ石鯛シーズン開幕です。これからがますます楽しみです。
地磯から佐世保沖一帯に渡してくれる三平丸。岡船長は気さくな方なので、初めての方でも快適な釣行が楽しめます。
（福岡在住）
