釣果レポート Fild report

ビッグサイズに感動そして感謝!6年越しで実った自己記録更新

                 レポーター:大坪榮治
                釣り場:大分県南 深島 沖の地蔵
               

4月30日かねてから計画していた二泊三日の深島釣行を、釣友の城後氏と行ってきました。ここ数年ずっと気になっていた沖の地蔵に渡ることができました。

 

波1.5mうねりなしの予報でしたが、釣り場に到着してみると、かなりのうねりが残っていました。

4月に入ってから深島のグレの活性が高くなったためどこも満員状態でした。ほかの磯の選択肢はありませんでした。

沖の地蔵はうねりがあると瀬着けしにくい、船長泣かせな磯です。

しかし正福丸三代目船長のおかげで、無事安全に上がることができました。瀬上がりし一息つくと、城後氏が赤貝を準備し、釣りを開始しました。

 

 

彼は先日、壱岐で60センチ4キロオーバーの銀ワサを仕留めています。彼には負けていられません。ここ数年、釣行回数激減のうえ、6年間記録更新はおろか60オーバーの石鯛を拝んでいません。

 

私も仕掛けをセットし、釣り開始…。

状況は……餌取りも少なく、赤貝が残ってあがってきます。先日からの水温低下で底潮がかなり冷たくなっているのだろうと、思いました。

 

2~3時間手持ちで打ち返していると、赤貝が取られるようになりました。

少し活性があがってきたのか?と思いましたが、本命のアタリではありません。

少し目先を変えてやろうと、磯に付着しているカメノテを2~3個付けて置き竿で様子を見ます。

 

4~5分ほど放置すると、先ほどまでとはあきらかに違う魚信が伝わってきました。

石鯛です!間違いない!そう言い聞かせました(笑)

 

しかし、走らずじまいでした。仕掛けを、ゆっくり回収して今度は赤貝の数珠掛けで同じところに放り込みました。すると、すぐに押さえ込み始め、間髪入れずに一気に竿先が舞い込みました。あまりの速攻の引きに2キロぐらいかな?と、頭を過ぎります。

が、思惑とは違いかなりの締め込みで真っ向勝負の大格闘となりました。

慎重かつ懸命にやりとりして、最後は針掛かりを確認して、城後氏にサポートしてもらいました。

手尺で測ると65センチはありそうでした。

 

 

ついにやりました!6年越しの記録更新魚です!忘れられない釣行となりました。

釣友に感謝、船長に感謝、釣りができることに感謝です。

最近使い始めた石師魂の寄せ玉ゴム、エサホルダーはもう離せなくなりました。良い仕事してくれました。 

 

磯に横たわったビッグな銀ワサ。感動と興奮でしばらく呆然と眺めていました。

今回も大活躍のエサホルダー。イエローのアピール度の高さはもちろん、特に赤貝はバラケやすいので、とっても重宝しています。

 

メジャーを当てると70㎝近いサイズで、喜びが倍増!たちまち充足感に包まれました。

春磯はデカバンゲットのチャンスは広がりますが、手にしたのはまさかまさかの自己記録更新の大金星。これだからイシダイ釣りはやめられません。

 

その後二日間はベタ凪で最高の釣り日和でしたが、水温低下のせいか海面はクラゲの大群でお手上げ状態でした。

回収前に活かしておいた石鯛をメジャーで計測してみると、なんと68センチ5.0キロありました。目標が70オーバーになりました(笑)

これからも、夢を追いかけて海を眺めに行きたいと思います。

ずっしりと重い5㎏の銀塊。重戦車のようなパワーでノサれそうになりましたが、城後氏のサポートもあって無事手にできました。

釣行後も大格闘の余韻はしばらく続いていましたが、感動の余韻は今でも残っています。68㎝5㎏の金字塔をゲットでき、釣友に感謝、船長に感謝、釣りができることに感謝です。これからは70㎝という新たな目標に向かって頑張っていきたいと思います。

 

(別府石鯛)