釣果レポート Fild report

真夏に会心の一撃!70超が出る魅惑エリアはこれからが本番

                 レポーター:高野光彦
                釣り場:長崎県佐世保沖 ガニ瀬(中ノ瀬)
               

○7月22日(土)中潮 満潮 10:35

 

午前4時出港の「三平丸」で向かったのは、例年ほとんどハズれ無しという

「ガニ瀬 中ノ瀬」。

 

 

ただし、このポイントに底物狙いで通って5~6年なるが、毎年本命の姿が見られるのは 早くても9月後半。

まだ、7月のこの時期に本命が釣れた試しはなかったものの、 他のポイントでは、チラホラと本命の石鯛が上がっていたので、あわよくばという気持ちで 挑戦してみることに。朝イチはエギングしてみるも不発。

 

今回竿出しした釣り座から本命の釣り座を見たアングルです。足場はいいですが、海底は起伏に富んでいて根掛かりをうまく外すことが釣果につながります。

 

午前6時を過ぎて、本命の石鯛狙いをスタート。

エサは、ガンガゼオンリー。

仕掛けは道糸20号に、もちろんKIZAKURAの 「石師魂シリーズ」瀬ズレ宙釣りゴムテンビンを使用した、自作の瀬ズレワイヤー。 ハリスは、49本ヨリワイヤー30㎝に15号針をセットした石師魂を使用。

オモリは、捨て糸を使わずゴムテンビンに直接セット。

 

これでスタートすると、やはりイラと小さなイシガキダイらしきエサ取りが多く、 ガンガゼもすぐに取られてしまう。さらに、潮の動き具合で根掛かりが頻発。

ほぼ毎投ごとに根掛かりして嫌になってくる。

 

一発目に竿先がつっこんだのは、お決まりのイラ。ここでは名物ですね(笑)

そして、2枚目もイラ。だいたい夏場のこの時期は、イラのみで終了する事がほとんど。

 

しかし、この日は珍しく潮の動きが良く、沖に払い出したり、沖でぶつかったりしているのが分かる。昨年10月、ヒットした時もこの潮目を狙って仕掛けを投入した時に本命がヒットしてきたので、狙わない手はない。

 

昨年10月15日に仕留めた60㎝近い七本縞です。このときは、石師魂の瀬ズレ宙釣りゴムテンビンイエローを使用しました。

 

極力、潮の変化があるポイント、潮がぶつかっているポイントに仕掛けを投入し続けていると、これまでとは明らかに違う前アタリ。

すかさず臨戦態勢で竿は持たずに構えていると、見事に竿先が突っ込んでヒット!

 

掛けた後は、イラではないことを願いながら寄せてくると、石鯛特有の横走り。

本命を確信し、浮かせたのは綺麗な縞々。

針掛かりを確認してブリ上げると、50㎝は超えそうな魚体が横たわった(計ってみると52㎝でしたが、この海域では良型でしょう)。

まさか、この時期に本命が釣れるとは思っていなかったので、喜びは倍増でした。

 

 

真夏に手にした七本縞です。イシガキでなく本イシだったのでとても嬉しかったです。

サイズは52㎝で大型ではありませんでしたが、この海域のこの時期のこのサイズは価値ある1枚だと満足でした。

仕掛けは愛用の石師魂タックルで、瀬ズレワイヤーには宙釣りゴムテンビンをセット。これは本仕掛け、捨てオモリ仕掛け両方に対応でき、今回はサルカンにオモリを直接付けました。

 

三平丸海域での底物狙いは、これからが本格シーズン。例年だと11月くらいまでは釣れ続くので、楽しみなシーズン突入となります。

釣り人のハートが分かる岡船長操る三平丸。渡してくれる佐世保沖磯はこれからイシダイ釣りが大いに楽しめるシーズンに突入します。

 

2年前には、70㎝オーバーの石鯛も出ていますので、まだまだ底物ポイントの開拓余地がある三平エリアだと思います。ぜひ、挑戦してみては???

令和2年10月11日、常連の前田元也さんがガニ瀬2番で仕留めた72.5㎝6.19㎏の超ド級銀ワサ。このような素晴らしいトロフィー級が、今シーズンも姿を見せるかもしれません。

 

KIZAKURA TESTER 髙野光彦