釣果レポート Fild report

魔界⁉へ誘った誕生日プレゼント! 釣り納めに待っていた感動の1枚

                 レポーター:大畑良介
                釣り場:長崎県 生月島 長瀬八洞はなぐり洞門横
               

数年前からイシダイ釣りに興味がありました。でもなかなか行くチャンスがなく、もっぱら元もとやっているルアー釣りばかりの釣行が続いていました。

 

そんなある日、先輩が誕生日にイシダイ竿をプレゼントしてくれました。この記念すべき出来事が魔界への誘いだったとき気づいたときは、もう手遅れでした。

 

貰ったからには絶対にイシダイを釣ろうと心に誓い、イシダイタックルを揃え始めました。
道具が揃い本格的に始めたのは昨年の6月頃でした。

 

6月22日に底物を始めて初の釣果となるイシガキを生月島の一のハエで釣り上げました。
置き竿で穂先が舞い込んでいく光景を目の当たりにし、強烈な引きを味わい「めちゃくちゃ面白い!!」と身体が奮えました。
脳天を撃ち抜かれた私が、その瞬間からイシダイ釣りにどっぷりハマっていったのは言うまでもありません。

昨年6月にゲットしたイシガキです。この一撃で脳天を撃ち抜かれました。

 

期待いっぱいで釣行を重ねましたが、憧れの本イシを中々釣ることが出来ません。悶々とした日々を過ごしますが、もう後には引けません。

とうとうその日を迎えました。

 

12月23日、釣友と釣り納めに土肥釣センターで沖磯へ。
生月島の西に位置する長瀬八洞はなぐり洞門横に上礁しました。

この日は中潮で、潮は左から右へゆっくりと流れていました。

 

初めて乗った磯のためポイントが分からず、ピトンの穴が多くある場所に釣り座を構えました。
朝まずめなので大きめのガンガゼで寄せようと思い、2個掛けにして中遠投でカウンター40mに仕掛けを落ち着かせます。
上のガンガゼにはハサミで切り込みを入れて、マキエ効果を図りました。

 

何度もポイントをズラしましたがエサ取りのアタリもあまりなく時間だけが過ぎていきます。

10時頃に仕掛けを変更し、足元を狙ってみることにしました。

 

ガンガゼで反応があまり無かったのでサザエの赤身を半分に切り2個掛けにし、カウンター11mに着底させてカウンター9 mで仕掛けを落ちつかせました。

 

 

憧れの本イシを仕留めて心の底から嬉しさが込み上げてきました。

憧れの初本イシは、七本縞がきれいなメスでした。

 

エサが馴染むと、すぐにイシダイ独特の押さえ込むようなアタリが!!
仕掛けを上げると素バリにされていました。
「これは本命かも!!」とドキドキしながら同じポイントへさっきの付け方でエサを入れると、早速押さえ込むアタリがあり早合わせしないようじっくり送り込むといきなり勢いよく走りました。

反射的に合わせを入れ、それからの記憶は真っ白です。
磯に横たわったのは、大きな本イシ(検量の結果、56cm、3.56kg)でした。
しばらく放心状態でしたが、気を取り直してマジマジとイシダイを見ると、憧れが現実のものとなり、心の底から嬉しさが込み上げ最高の釣り納めとなりました。

 

 

ビギナーの私が当日を振り返って思うのは、ラッキーにもいろんな好条件が重なっての釣果であったとうこと。中でも印象的なのは、やはりイシダイの口元でアピールするイエローの石師魂エサホルダー
あの豪快なアタリでサザエをガツガツ食っていたので、エサホルダーがなければ、エサがズリ上がって完璧にハリ掛かりをさせることはできなかったかもしれません。エサホルダーの重要性をつくづく実感しました。

 

ツケエをしっかり固定するエサホルダーのお陰で、記念すべき感激の1枚を手にすることができました。

 

このアイテム以外にも、イシダイ釣りを始めた当初から石師魂の宙釣りゴムテンビン遠投ゴムテンビンラセンホルダーを愛用しています。どれも私にとっては不可欠なタックルです。
イシダイ釣りの虜になってしまった私は、寝ても覚めてもあの精悍な面構えが頭から離れません。重症でもう抜け出せないようです。

これからも石師魂を駆使してさらなる大物にチャレンジしていきたいと思います。
(長崎県北松浦郡在住)