釣果レポート Fild report

天候回復で1月半ぶりの由良釣行

                 レポーター:宇田佳嗣
                釣り場:愛媛県愛南町の由良半島
               

今年は、台風の影響を受け続けて、うねりがなかなかとれず、愛媛県の宇和海側も8月~9月とほとんど出船できていない状況でした。
そんな中、ようやく天候も安定してきたので一か月半ぶりの釣行をしてまいりました。

場所はいつもお世話になっております、愛南町の由良半島、松田渡船さんにお世話になりました。

状況は分かりませんが、例年ならば石垣鯛が釣れる時期です。
お土産釣りには最適なはずと思い出発しました。

久し振りの出船ということでしたので、平日でも数人の釣り人がおられ、上物の方を先に降ろし、私は、まったりと地回りの磯に最後に降ろしてもらいました。

台風通過後ということで濁りが出ており、水温は23度台でしたが釣り人が長らく入っていないこともあり、活性はあまり高くない状況でした。

朝のうちは、集魚効果も兼ねて、手返しを早めに繰り返してウニを底切りしました。

しばらくして、石物のアタリはあるものの、小型が多くなかなか針掛かりしない時間が続きました。ガンガゼうにの二個掛けをして投入するのですが、アタリがあってもエサがずれていると針掛かりが悪くなるので、今回はキザクラの底物ブランド石師魂(イシダマ)より発売されている、エサホルダーを使い、エサのずり上がりを抑えてしっかりと針がかりさせることにしました。

活性が渋いので、置き竿で、じっくりと待ち竿が舞い込むのを楽しむことにしました。
穂先を押さえるアタリはあるもののなかなか走らない時間が続きましたが、底潮が動き始めた時に押さえていた穂先が少しずつ海面に突き刺さり始め、ようやく胴にまで乗ってくれた!

合わせを入れ気持ちのいい引きを楽しみながら本命?の石垣鯛を釣り上げることができました。

2個掛けていたウニがきれいに取られ、針掛かりしていましたが、やはり食いが渋いのか針は浅目にかかっており、ウニがずれていたら針掛かりしなかったかもしれません。
エサホルダーのおかげで、喰い渋りの時でもしっかりと針の近くにエサがあることで、針掛かりにつながったのではないかと思います。

その後も、小型の石垣鯛のアタリはあるものの、手のひらサイズや足の裏サイズなど針掛かりしないサイズが多くエサもなくなり、終了となりました。

これから、天候も落ち着けば釣果も安定して、水温が少し下がれば石鯛も期待できますので、
皆様も秋磯を満喫しに出かけませんか。
愛媛では、日振島、御五神で、60cmオーバーの石鯛も上がっており、これからといった感じです。

グレも、小型ながら釣れ始めておりますので、そろそろ、フカセ釣りの準備もはじめていきたいと思います。