釣果レポート Fild report

デカバン地帯は今春期待大!ガゼの工夫で手にした価値ある1枚

                 レポーター:坂元孝司
                釣り場:内之浦 15番
               

例年内之浦の3~5月は大型魚が出る確率が高い魅力的な釣り場ですが、今年は2月中旬から大型が釣れ始め2月26日には(64㎝4.5㎏)と(62㎝4.2㎏)の銀ワサが仕留められており、今期の春シーズンはいっそう期待が高まっています。

 

そんな中3月2日、内之浦港を基地とする成漁丸(坂下船頭)で5時30分出港。 本日上がる瀬は内之浦のロケット発射台の下にある15番瀬。 春に大型の実績が多く、毎年60~70cmのイシダイが釣れるA級磯です。

 

 

午前6時30分に15番瀬へ上礁。  当日は午前7時が満潮、午後1時が干潮の大潮2日目です。 まずは仕掛けをセットし、ガンガゼを3個ハリスに付けリールのカウンターで25~30mの地点へ投入。着底したら大きく竿をシャクってガンガゼを切り落とし、これを4~5回繰り返し撒き餌を効かせます。

 

それからハリスワイヤーにガンガゼを2個付けて釣り開始。 今回持参したツケエサは、ガンガゼ50個、サザエ10個、冷凍赤貝のむき身1袋の3種類。 第一投目はリールカウンターで30m位投げ25m位のかけ上がりに仕掛けを落ち着かせます。 潮は下げに入っており右から左へとゆっくり流れています。 しかしガンガゼでは無反応で、そのままの状態で上がってきます。

 

 

次に赤貝のむき身4個掛けで投入。 するとエサ取りの激しいアタリですぐに無くなります。 サザエだとゴツゴツと激しいアタリが出るが本命のアタリではありません。 アタリが止まり仕掛けを上げてみるとサザエの赤い身の固い部分だけが残っています。 サザエを小さく切り分けて数珠掛けにして投入すると、たまにゴツンと重々しいアタリが出るものの押さえ込むような勢いはありません。

 

ハリが16号で食い込むような魚ではないためサイズを12号に変えます。 赤貝のむき身を2個付けてエサ巻き用の糸で固く巻き付けて同じポイントに入れると魚が食い込みました!上がってきたのは1キロくらいのイシガキ。

 

ガンガゼには反応がなく軟らかい餌を食ってきます。 この時期の海水温低下の影響でしょう。 春の大隅半島一帯は例年下げ潮より上げ潮のほうが多少海水温は高く、午後からの上げ潮に期待です。

 

12時30分を過ぎた頃から潮の流れが左から右へとゆっくり動き出し上げ潮に変わりました。 ガンガゼで打ち返しながら時合を待ちます。 次第に北西風も強く吹き出し置き竿で様子を見ていると、風の揺れとは明らかに違う竿先の反応が出ます。

 

その後、変化がないので仕掛けを上げてみるとガンガゼが取られ素針になっています。 これは本命のアタリと感じ、今度は赤貝で攻めます。

 

15番の釣り座。仕掛けを正面にちょい投げして、カウンター25くらいで落ち着かせます。

 

潮が変わり魚の活性も良いためか、アタリの出た25mまでエサが持ちません。 もう一度、ガンガゼに戻し同じポイントに仕掛けを投入。 しばらく間合を空けてゴツンと重々しい反応がありました。 しかし後が続きません。 仕掛けを上げてみるとまた素針に。サザエは午前中に使い切ってしまっていてありません。

 

一撃でガンガゼを取っていくので、きっとイシダイはいます。 しかし警戒心が強いようでエサ取りの多い中、エサの選択肢も午前中ほどありません。 そこでガンガゼを一工夫します。

 

芯をくり抜きウニ通しでハリに芯を付け、エサ巻き糸で芯を2~3回巻きハンマーで軽く潰します。 芯が崩れ落ちないように再びエサ巻き糸で芯を固定します。 さらにその上から芯をくり抜いたあとの殻をかぶせます。 ウニ殻の内部には卵巣が詰まっていて、活性が高まります ハリとウニの芯とウニ殻が一体となったところで輪ゴムできつく巻き付け、全体をハンマーで軽く叩き潰します。 エサの上には「石師魂」のエサホルダーでズレないように固定します。 これケエサの完成。 大変手間のかかる付け方ですが、食い込みの悪い時の最高のツケエです。

 

 

 

食い込み抜群のエサをすぐにアタリの出たポイントへ投入します。 底に着いて2~3回リールを巻き手持ちで待っているとゴツンとアタリが来ました。エサはしっかりと固定してあるから簡単には素針になりません。 徐々に激しいアタリに変わり竿先を押さえ込み完全な走りへと繋げました。

 

型的には3キロ弱のメスのイシダイで内之浦サイズではなかったものの、低水温の中で潮の変化を読みエサの工夫で手にした1枚はとてもうれしいものです。

 

愛用のエサホルダー(イエロー)、遠投ゴムテンビン、寄せ玉ゴム大(蓄光グリーン)が今回も活躍してくれました。

手にした3㎏近いメスのイシダイ。今シーズンの内之浦は4~5㎏が大いに期待できるので、またチャレンジしたいです。

2020年3月4日、内之浦の黒島にて赤貝で手にした72㎝のデカバン。今シーズンも70㎝超が何枚でるか楽しみです。

 

これから本格的なシーズンに入る内之浦一帯。 どこの瀬で大型が出るかわからないとてもポテンシャルの高い魅力いっぱいの釣り場へチャレンジされてはいかがでしょう。

 

(石鯛酔狂会)